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別府:ふぐ巡り [食]

先日、大分の別府に出張してまいりました。
この時期の大分の食といえば、やはりふぐ。
東京では、時価などと書いてありとても怖くて食べられませんが(かつて東京の某ふぐ専門店で一人前6万5千円とだったことがあり、それ以来トラウマとなっている。)、大分なら安くはなくともそれなりのお値段で食べられます。
 羽田から大分空港まで1時間半。空港バスに揺られること40分。別府についたのが午後6時半。
 ちょうど夕飯時と言うことで、別府の繁華街よりやや郊外にある「その」というお店に予約をとった。
 8400円のコースが、「きもあえ、刺身、からあげ、ちりなべ、雑炊」
 これに白子が加わると10500円とあったが、白子はまだ数が少なくて、単品のみでした。
「きも」が食べられるのは、大分県のみだそうです。

  むかし、ある歌舞伎俳優が何人かでふぐを食べた時に「きも」が出されたという。これが少しばかりピリピリする。
 一緒にいた他のひとは毒にあたるのが怖くて、手をつけずにいたところ、ふぐのきものピリピリするところが一番うまいのだ。と言って他のひとが手をつけなかったきもを全部食べたところが、あたって死んでしまったという話がある。

とりあえず、一人前なら大丈夫なのだろうと思い、おそるおそる食べてみる。あんきものような風味に皮のシコシコ感。ポン酢が入っているせいではないかとも思われるが、たしかに少しだけピリピリする。これは酒のつまみに最高だと、ひれ酒を頼むことにした。結局全部食べてしまったがとりあえず大丈夫そうである。
 つぎに刺身。お薬味(もみじおろし、ネギ、きも、カボス)にもきもが大量にもってあった。ここのお店の刺身はいわゆる薄作りではなく、かなり肉厚である。これに大分産のかぼすをかけてたべる。かなり歯ごたえがあり、食べ応えがある。ちりなべも雑炊もお薬味のきもをまぜて食べる。知らないうちにかなりの量のきもを食べているが、体の方は大丈夫であった。
 この店は、刺身が一番であった。

 つぎにいったのが、別府の繁華街にある「つま味」。
 座敷が一つとカウンターのみの小さなお店。
 メニューには、ふぐ以外はない。
 ここは、きもあえがうまかった。やはりお薬味に大量のきもがのっており、結構大胆に食べてしまった。
 
 最後にいったお店は「ふぐ松」
 7350円のコースで「きもあえ、刺身、ちりなべ、雑炊」。
 これに唐揚げを頼んで1万円ちょっと。量が多いので二人で一人前でお願いした。
 ここの唐揚げはとても身がふくよかで最高においしかった。絶対おすすめである。
 
それにしても、今回はなんと贅沢な出張であったことか。
(もちろん自腹ですけどね。)


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